長野県観光振興審議会(H24.4.25)議事録 県知事の言葉

シフォン☆

2012年09月19日 06:37

長野県観光振興審議会(H24.4.25)の議事録から、阿部県知事の言葉を抜粋しました。
そのままの文章で読みにくいですが、参考にしていただければと思います。

住民の私たちが長野暮らしを楽しむことが一番大切と言われています。

http://www.pref.nagano.lg.jp/kanko/kankoki/singikai/h24/01gijiroku.pdf

(前略)
いくつか視点がありますけれども、3点目に、「住む人が誇りや愛着を抱くことがで
きる観光地域づくり」ということを述べさせていただいています。これやはり、観光客
として訪れる方々のことだけではなくて、地域に住んでいる私たち長野県の人間がその
地域に愛情を持って、そして素晴らしいと感じる事ができなければ、やはりいくら表面
的にですね、いいところですよとか、素晴らしい文化がありますよと言っても、表面で
は中々伝わらない。やはり我々が心底から、長野県に来れば本当に癒しもあるし、素晴
らしい景観や文化に巡り合えると、そういうことを我々自身が認識して発信をすること
ができなければいけないだろうと

(中略)
毎年単なる表面的な観光キャンペーンを
何度も繰り返すだけでは、恐らく発展していかないのかなと。むしろ地域づくりそして
我々が本当に誇りを持てる風土、故郷を創っていく。そういうことと、実はこの観光と
いうのは、表裏一体の関係だと思っております。


昨年私は中国に行って長野県のスキーを中心とした観光の宣伝をしてきました。そし
てつい先日、中国の省庁の皆さんそして日本からは知事が出て、日中省庁知事会議とい
うものがあって、出てきましたけれども、中国側から見たときに、日本に期待したり求
めているものというのは、沢山あるわけですけれども、勿論観光として例えば温泉に行
きたいとかですね、美味しいものを食べたいと、そういう事もありますが、例えばこの
間の会議で出た話の中で、高齢化社会にどう対応していくかという問題意識を中国の皆
さんは非常に強く持っています。そういう中で、長野県はどうして長寿県なのかという
こと、非常に関心を持っていると聞かれました。私は単に風景が綺麗だよ、温泉がある
よという事だけではなくて、それにプラスして、こういう食生活で健康長寿になってい
けるよ、とかですね、あるいは森林セラピーとかアートセラピーとか、松本委員もそう
いうことずっとおっしゃっておりますけれども、そういうことで単に地域を見てもらう
という事だけではなくて、もっと地域の付加価値を一緒になって発信していく事が実は
観光の競争力を高めていくということにも繋がると思っております。



その地域の付加価値を大いに活かす、その為の観光政策ということ。
これがある意味では基本的な方向性だろうという感じを持つのですが、更にその具体的
な内容としては、今、観光という事がこれからまた更に大きな産業となっていく、その
段階で地域間競争というのが激しくなってきた。その中で、地域間競争で勝てる、ある
いは競争力のある提言にして欲しいと。
その為には、具体的かつ有用なもの、具体性の有るもの、これを考えていただきたい
という事。これを是非私共の肝に銘じていきたいと思っていますが、その為にはやはり、
地元の、地域の人たちが長野県に住む人たちが、ここに住んでよかったという、そうい
う空気を出していかないと
、中々外から行ってみたいという気が起きてこない。かつて
言い古されたような言葉ですけれども、「住んでよし訪れてよし」と、こういうのを実
現してもらえないだろうか。そして従来やってきたような、我々がそれを取り組んでき
たわけですが、それを表面的なキャンペーンでお茶を濁すのでは無くて、そこから何か
脱却できるような事業内容を検討して欲しいと。

http://www.pref.nagano.lg.jp/kanko/kankoki/singikai/h24/01gijiroku.pdf

http://www.pref.nagano.lg.jp/kanko/kankoki/singikai/singikai.htm

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