河原啓一郎さん (河原启一郎) ② 旅のスタイル



ボランティアをしながら、自転車で世界一周をしている、長野市出身の河原啓一郎さん。

吉澤「旅の費用はどうしているんですか」

---基本的にはほとんどかかりません。
移動は自転車、9割以上の宿泊は優しい地元の方の家に泊まらせて頂き、食事も一緒にいただいています。

吉澤「なぜそんなに泊めてくれる人がいるんですか」

---「カウチサーフィン」というのがあります。
カウチ=ソファー。「お互いの家に泊まり合いっこ」するシステムが世界にあり、それを利用。
couchsurfing.com

自身も東京・神奈川に住んでいた過去5年間で250人ほど外国人を家に泊めました。
ただしその登録者は大都市に限り、多くの場所では通用しません。実際は現地での人と人との触れ合いから、泊まる場所も簡単に提供していただけます。まずは疑うよりも他人を信じることから始まります。

新しい町に入る際はもちろん最初は一人。まず最初にひとり友達を作ります。すると
その友達の友達、またその友達の友達・家族・親戚と、輪が瞬く間に広がっていきます。次ぎの街にいる友達も紹介してもらい、予めコンタクトを取ってから行く場合も多いです。出会いの仕方は無限大です。

吉澤「長野県では今ゲストハウスに勢いがありますが、そういうところもお好きそうですね」

---バックパッカーをしていたころはゲストハウスで異なる国からくる旅人との交流が楽しかったが、今の地元の方の暮らしにそのまま入る生活の魅力と楽しさには勝てませんでした。
僕が外国人をこれまで泊めて来たのは、異なる国・文化・言語の友達との交流だけに留まらず、その高いホテルにかけるお金があるのなら美味しい日本のご飯や酒を飲んで、もっと楽しい思いをして帰って欲しいという思いからです。今後また彼らに、今度は彼らの国での再会が楽しみです。

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---吉澤
旅の価値観はいろいろあって、それによってスタイルもたくさんありますね。
彼の足元にも及びませんが、私も学生時代に中国を一人旅しました。
自分は女なので、一応泊まるところは安全なホテルを選びました。
それでも最初は日本円で3000円くらいのわりといいホテルでしたが、
だんだん安いところを選ぶようになり、最後は1000円くらいのところでした。

アメリカでは、ユースホステルに泊まりました。
当時はゲストハウスがあったのかもしれませんが知らなくて、ユースホステルが主流でした。
男女一緒の部屋が一番安かったのですが、ちょっと怖かったので女性専用の部屋にしました。
学生時代は国内旅行でもユースホステルによく泊まっていました。

社会人になってから(特に独身時代)は、休暇で海外に行くようになり、
リフレッシュのため、また、怪我などして仕事に影響しないように、それなりにいいところに泊まりました。
部屋のインテリアのセンス、プロの接客、ベッドを整える従業員さんなど、
そこはそこでしか触れられない一面もありますね。
5つ星のホテルには、それ相応の品格と接客があります。

今はまだうちの子も小さいので、自分の旅はお預けですが、
その分、長野に来てくれる旅行者に楽しんでいってもらいたいと思っています。

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河原さん、ありがとうございました!
これからも応援しています!

一緒にkeiスタイル


akane.y

河原啓一郎さん (河原启一郎) ① アジアで看護ボランティア  
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2013年02月24日 Posted by シフォン☆ at 11:30河原啓一郎さん (河原启一郎 )

河原啓一郎さん (河原启一郎) ① アジアで看護ボランティア


ロケットニュース24より
http://rocketnews24.com/2012/09/18/249033/

自転車で世界一周をしている、長野市出身の河原啓一郎さん。
直接お会いでき、お話をお聞きしました。
学生時代、カンボジアを旅行中に遭遇した惨状
---7才の女の子が片足の膝から下を負傷し、父親が自らの手で麻酔なしで娘の足を切断し、縫った---
医療の行き届かない現実。
「自分は何をやってるんだ」と無力さを感じ、帰国後、看護学校に通い看護師となり、世界一周に乗り出した。
単なる自転車での世界一周ではなくて、「医療という面も含めたボランティアをしながらの世界一周」をしている。

去年の中国・雲南での地震(2012年9月7日)でもボランティアで現地に入った。

雲南地震支援の裏に隠れる大きな3つの問題に気づいた。
1つ目は人々がかつての2008年四川大地震の規模と比べて、大丈夫だろうと軽く見てしまったこと。
2つ目は新聞テレビ等各メディアは同時に起こった日中関係の悪化による報道一色で、本当に報道されるべき国内の問題、雲南に関するニュースが少なく、人々の被災地に向ける関心が得られなかった。
3つ目。それでも寄付やボランティアに志願したいという多くの方々がいるが、汚職と賄賂により人々が信頼できる窓口が国内になく、助けられる力があるにも関わらず無駄になってしまっていた。


装備を整え、各地で支援物資を集め列車46時間、雲南へ向かう。
しかし、80kgの医薬品等支援物資を抱え被災地に向かう途中、貴陽で暴徒化した中国人20〜30人程に暴行を受け襲われた。
一緒にいた地元の友達も本人も「自分は日本人じゃない、韓国人だ」と言ったが、「そんなの関係ない」と襲って来た。
彼らは相手が日本人だろうと韓国人だろうと中国人だろうと、関係なく襲ってくる。
あの時期はそこら中で中国人が中国人を傷つけ合うほどだった。
これについて翌日、フォロワーからsina,tencent合わせ12万件の応援と謝罪が寄せられた。
そのほとんどが河原さんを支持するものだった。
彼の活動への支持が集まり、今や中国では最も有名な日本人の一人になっている。

また、旅の途中、湖北省武漢で自転車を盗まれるも、合計533万人(湖北TV)のネットユーザーの「心のリレー」により奇跡的に3日目で取り返した。政府や警察も面子を守る為に最後に現れる。
すると普段市民救済に力をほとんど貸さない警察、自分の手柄のようにネットに書き込み、
それに対して国民が批判。
その後様々な議論を生んだ。警察は彼を外国人だからと特別扱いしてるんじゃないか、なぜ国民の権利は軽視されていくのか。等。。
「中国では誰もが数台自転車を盗まれているが決して警察には届け出ない。全く取り合ってくれることなどなく、泣き寝入りする他ないのが現実。」
また、「お互いの国の悪いところは報道されるが、紙面はそこに炎上し良い面が隠れてしまっている。政治問題や悪いところを言い合っていてもいつまでも足踏みしてばかり。しかし民間の力なら変えられる。お互いの国の良い面をもっと伝えたい。人は人。政治は政治。」

今では中国・香港・台湾・日本で、メディアに講演にと多数出演されています。
柔らかい声、優しい口調で語ってくれました。
こうしてたくさんの人の心と体を癒しているんですね。

akane.y

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2013年02月24日 Posted by シフォン☆ at 07:19河原啓一郎さん (河原启一郎 )