「成長する中国市場と長野県企業」② 松本大学 兼村准教授

つづきです。

② 最大の貿易相手国・中国(2010年)

・輸出総額(67.4兆円)のうち19.4%が中国(2009年から第一位)
・輸入総額(60.6兆円)のうち22.1%が中国(2002年から第一位)
・長野県製造業の輸出先も最大は中国(24.9%)

③ 海外進出企業が多い長野県
割合ではおそらく全国NO.1。全国都市別で見ても、ダントツトップは諏訪。Ex)エプソン

※この場合の企業は、本社が他県にある大企業の長野支社ではなく、本社が県内にある地元企業についてです。

製造品別では
・時計、カメラ、オルゴール
・プリンタ、FAX、PC
・電子部品関係

④ 最大の進出国も中国(累計で40%を占める)

海外事業所の国別割合 中国(香港含め)40%

・従業員300人未満or資本金3億円未満の中小企業が多い。
・製造業だけではなく、サービス業にも見られる。

例えば丸善食品がイオンブランドのなめたけ瓶詰め。

・地域全体での進出がある

Ⅰ.キッセイコムテック(松本):北京に開発センター
Ⅱ.アスリートFA(諏訪):上海にR&Dセンターを設置
Ⅲ.スワロースキー(飯山市):大連市でスキー板の委託生産、国有地を借りてスキー場を開設 → 今、中国人にとってスキーはステータスが高い
Ⅳ.サンクゼール(飯山市):上海、寧波市に店舗開設。ジェラートの販売

⑤ 諏訪大連大会

・参加企業数17社(うち15社が諏訪市企業)、5機関
・従業員数(国内)をみると14社は中小企業(従業員数300人未満)であり、うち10社は100名を切る規模。
・参加企業の半数を超える9社がすでに進出済み、うち7社が2001年以降の進出。
・大連市に拠点を持つ企業も5社。

⑥ 地方銀行も中国に力
企業の海外進出に伴い、現地で銀行も必要になる。
・全国67地方銀行の海外拠点数は83、うち1/3にあたる27拠点が上海に集中。
地方銀行にとって、これはすごいことである。


⑦ 八十二銀行の中国拠点と取引先数
・八十二亜洲有限公司香港現地法人(支店):170店舗
・上海駐在員事務所:350店舗
・大連駐在員事務所:180店舗
あわせて600箇所にもなる。それだけ県外企業が現地でやっているということである。


(つづく)次回は観光業について
2012.03

「成長する中国市場と長野県企業」① 松本大学 兼村准教授
http://foods.naganoblog.jp/e1095974.html
「成長する中国市場と長野県企業」② 松本大学 兼村准教授
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「成長する中国市場と長野県企業」③ 松本大学 兼村准教授
http://foods.naganoblog.jp/c50951.html

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2012年09月08日 Posted byシフォン☆ at 06:59 │中国市場と長野県企業